和布の美しさを活かして
オリジナルの1点もので
日本らしい雰囲気を楽しんで欲しい
そんな思いで作品を制作しています。
和布との出会いは
「桜の花を作って欲しい。できれば小山市固有の思川桜を!」
そんなご要望を頂いたことでした。
引越し先のここで知り合いを作るべく
異業種交流会に参加した時に、このご要望をいただきました。
引っ越したばかりの私は、思川桜を見た事が無かったので
どんな桜か調べるところこからのスタートでした。
思川桜は、栃木県小山市固有の10枚の花びらのある可憐な桜です。
それを形にする時には、何を使って作ろうか?!考えていると
小山市の特産品である結城紬に、思川桜で染めた生地があることがわかりました。
これなら思川桜を作るのにぴったり!
それまで作っていたヨーロッパのワイヤー作品に和布を組み合わせて
ここから和布を使った作品を作る様になりました。
作品を作っている間に、お客様からのご要望で、色々な生地を使って作品を作るようになって来ました。
京都西陣織・鹿児島の大島紬・縮緬と使う生地も増えて来ました。
どれも日本の着物文化を支えて来た和布達です。
生地の質感・つや・染めの技術・織の正確さ・金襴の華やかさ・紬のしっとり感
どの生地にもそれぞれの良さがあります。
今では着物離れが進み、目にする機会が減ってしまった和布を
新しい形で、身近にお届けする事で
和布の良さを再発見して頂くきっかけにして欲しい
と言う願いも込めて1つひとつ手作りしています。
手作りなので、たくさん作る事はできません。
だからこそ、手に取ってくださったあなただけのオリジナルです。